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外壁リフォーム工事

外壁の種類と特徴

ガルバリウム鋼板

【特徴】
心材となる鋼板の腐食を防ぐためにアルミニウム55%を含んでおり、耐用年数が長く、軽くて安価です。横張りや縦張りなど、デザインも豊富で人気のある外壁材です。施工後に仮に傷がついたとしても部分補修ができるため、コストが抑えられます。

【欠点】
ほかの外壁材とくらべて防音性や断熱性が劣り、経年劣化による色あせ・サビが出ます。

断熱サイジング

【特徴】
ガルバリウム鋼板の裏に断熱材を張ることで、欠点だった防音性や断熱性を改善した外壁材です。リフォーム工事にも使いやすく、既存の外壁の上から、木下地の施工後に張り替えることができます。横張り・縦張りと、デザインが豊富なことも魅力です。

【欠点】
後述する窯業系サイディングにくらべて高級感に欠けます。また、メーカーで加工するため定尺商品となり、建物に完璧に合わせられず継ぎ目ができるのが欠点です。

窯業系サイディング

【特徴】
数多くのデザインがあり、汚れを自然に落とす商品などのラインナップが豊富で、主に新築工事で多く使用されています。また「防火外壁材」と呼ばれているほど耐火性に優れており、建築基準法で定められた試験を合格し、国からも不燃材料や純不燃材料として認められた外壁材です。たとえば、隣家で火事が起きたとしても、被害を最小限に抑えられます。

【欠点】
一般的な窯業系サイディングの場合、10~15年に一度、塗り替えをする必要があります。また、隙間や目地を埋めるシーリングのメンテナンスも必須。メンテナンスをせずに長く放置すると、ひび割れや剥がれなどの問題が出てくるため、こまめに修繕しなければなりません。

モルタル

【特徴】
セメントと砂を水で練り混ぜて、外壁に塗装したものです。とくに耐火性に優れており、複雑な仕上げも可能で安価に施工できます。種類が豊富ですが、ウレタン系塗料・シリコン系塗料がオススメです。

【欠点】
経年や地震などの災害によりひび割れが発生します。また、工期が長いため、材料費や人件費もかかり、コストパフォーマンスがあまりよくありません。

タイル

【特徴】
耐火性や耐候性、耐水性に優れ、豊富な色彩やテクスチャーを持っています。専用の下地に引っかけたり、接着剤で貼り付けたりして施工が可能。サイディング系の外壁材と同様、板状に成形されたタイプもあります。施工後には部分補修も簡単にできて、メンテナンスがしやすいです。

【欠点】
初期費用がもっともかかります。また、経年や地震などの災害によりひびが入るのが難点です。

リフォームの種類

塗装

【特徴】
塗料のグレードによって耐久年数と施工価格が変動しますが、もっとも安価な手法です。まず塗装前に外壁を洗浄して汚れを落とし、下処理を行ったうえで下塗りと上塗りを行います。

【耐久年数】
5~15年

重ね張り(カバー工法)

【特徴】
外壁材のみが劣化している場合に行われる手法で、既存の外壁材の上に新しい外壁材を重ねます。新しい外壁材の重量が加わるため、軽量な外壁材の使用を推奨します(断熱サイジングやガルバリウム鋼板など)。塗装よりもリフォーム費用は高くなりますが、張り替えよりも安価で施工期間も短いです。

【耐久年数】
・施工保証(瑕疵):10年
・鋼板塗膜保証:15年~
※沿岸地域を除きます。

張り替え

【特徴】
雨漏りにお悩みの方、建物の老朽化が進んでいる場合にオススメです。既存の外壁を解体して、下地から新しいものに交換します。ニーズに合わせてさまざまな種類の外壁材を選択できることが魅力です。

【耐久年数】
・施工保証(瑕疵):10年
・鋼板塗膜保証:15年~
※沿岸地域を除きます。